子供の相続税

子供も相続のときに法定相続人となりやすい立場です。
もし故人に子供がおり、その人が相続放棄などもしなければ、最優先で相続人となれます。
このとき相続税はいくらかかるのでしょうか?
これが配偶者の場合、相続税を大幅に軽減する措置などもあるのですが、子供の場合はこれが特にありません。
相続税は基本的な仕組み通りにかかりますから、基本をよく確認しておくといいでしょう。

その基本とは、まず相続税の総額を計算します。
そのあとで、その子供が相続した割合に応じて、相続税を負担する形になります。
たとえば相続税の金額が総額で1000万円あり、その子供が遺産の50%を相続したなら、相続税の税率もその割合で負担し、500万円が子供の相続税となるのです。
もしその子供が相続した割合が25%なら、250万円を負担する形となります。
子供の相続税はこのようにして決まります。

これが比較的軽くなるのは、子供の人数が多い場合です。
たとえば子供が4人いる場合、相続税の総額も少し安くなることが多いです。
これを計算するときは、法定相続人がそれぞれの法定相続分に従って相続したものとして、各個人に発生する相続税額を計算します。
これらを最終的に合計して、その相続でかかる相続税の総額を計算するのです。

この計算の仕組み上、このときに子供が多くおり、1人あたりの法定相続額が小さくなるほど、発生する相続税も小さくなり、相続税の総額も小さくなります。
また、子供が4人いるなど人数が多い場合、実際の相続金額も分散しやすく、それにともなって子供1人あたりの相続税の金額も安くなります。

ただ、最近は子供が1人しかいない家庭も増えていますよね。
このときはその子供1人あたりの相続税額も大きくなりがちです。
そして配偶者と違って、これを軽くする措置なども特にないため、その遺産総額が高いと、子供の相続税も高くなりやすいですから、よく注意してください。
もし不動産を取得して相続税額が高くなり、しかも他の相続人との分割も難しいときは、その不動産を処分して現金に換えるか、もしくは相続税の延納を考えるといいでしょう。