相続税とは

税金のお悩みでよく聞かれるのが相続税です。
相続があったけど相続税とはなにかよくわからない、相続税は重いという声をよく聞くが、いくらかかるのか不安、実際に相続があったときどう対応すればいいのかわからないといったものなど、いろいろなお悩みがあります。
これらよくある疑問への回答や、知っておきたい基本的情報についてご紹介します。

まず相続税とはなんなのか、誰もが対象になるのか、これについてご紹介しましょう。
この税金は、相続があったときに発生する税金となります。
税金はいくつか特定のタイミングで発生するのですが、相続もそのタイミングの1つになっているのです。
相続とは、身内の誰かが亡くなり、その人が持っていた財産や資産を、遺族が引き継ぐこと。
これがあったとき、相続税の発生のタイミングとなります。

この税金はいくらでしょうか?
相続があった人は一律でいくらと決まっているわけではなく、これは相続財産に応じて自分で計算する形になっています。
そのため、相続税を経験した方がいても、それぞれで具体的な税額は変わります。
相続財産が高いほど税額も高くなり、安いほど税額も安くなる仕組みです。
このような自分で計算するといった対応が必要なところは、ちょうど所得税に近いですね。
自分で確定申告をやっている方などおなじみだと思いますが、相続税もそれと同じように、相続財産からその税額を計算する税金となります。

そして相続税は、相続された財産が少しでもあれば、必ずかかるものでもありません。
これにも非課税金額が設けられています。
その非課税金額の範囲内で相続が行われた場合、相続税は0円となり、特に納税等は必要ありません。
同じように相続を経験しても、この税金の対象になる方とならない方とがいますから、この非課税金額のことや、計算方法についてはよく確認しておくことが大事です。

以上が相続税の基本ですが、問題はいざ税金が自分に課税されたときですよね。
この税金が重いといった声も多いですが、実際にいくら課税されるのでしょうか?
これについて、相続税は比較的税率が高い税金です。
課税対象になった資産の金額にもよりますが、最低でも10%、最大だと55%もの税率となります。

このような税率により、個人で数百万円、ときには1000万円以上の納税が必要になることもあり、その金額については確かに注意が必要です。
ただ、相続税については、自分のお金から持ち出しで納税する必要はないことも多いです。
個人で何百万円といった規模の相続税を納めるときは、それ相応の相続財産を受け取っているときとなります。
自分が実際に相続した財産の金額を、相続税の金額が超えるケースは基本的にはありません。
たとえば1000万円の相続財産を受け取ったため、5000万円の相続税がかかるといったことは、まずないのです。
ですから、相続税は重くなることもありますが、それが払えないといったケースは、基本的にはないのです。

ただ、一部の例では、そのような場合もありえます。
相続財産とは、現金や預金の類だけではありません。
たとえば不動産なども、その財産に含まれます。
不動産の場合は相続登記をして不動産を名義を変更する必要があります。
相続登記について詳しい記事:相続ガイド

そして不動産は持っていると自分が住んだり、誰かに貸して家賃収入を得られたりしますが、それ単体は現金ではありませんよね。
1億円の価値がある住宅を相続し、それが原因で多額の相続税がかかったとき、その住宅以外に相続した現金や預金類がなければ、自分のお金から持ち出しで相続税を支払う必要が出てきます。
このようなケースで、自分の手持ちのお金が納税額に届かないと、相続税が払えないといったお悩みもでてきますね。

なお、このようなケースでどう対応するのかというと、その住宅を今後自分の所有物として運用する気がなければ、その住宅を誰かに売って換金し、そのお金で相続税を払うという流れが一般的です。
もし自分で運用したいときは、相続税について支払いを待ってもらえないか、税務署まで支払い方の相談をする形となるでしょう。

このように相続税が実際に発生したときは、いろいろと対応が必要になるのですが、実際に自分がこの立場に立ったとき、どう対応すればいいのでしょうか?
覚えておきたいことは、税理士の利用です。
所得税の確定申告など、自分で対応している方も多いですが、相続税が発生した場合、自分で対応している方はあまり多くありません。
この税金は計算が所得税よりも複雑なため、自分では対応できない方も多いからです。

そのときはどうするのかといったら、税理士に頼むといいわけです。
税理士は税金の専門家となり、自分で対応するのが難しい税金の計算や申告手続きなどを代行してくれます。
実際に申告手続きを開始してもらう前、自分のケースでどれくらいの税金がかかるか、節税策はあるかなど、相談にも応じてくれます。
特に不動産が入っている相続など、個人で対応することの難易度はさらに高くなりますから、専門の税理士へ相談する方がほとんどです。
税金の計算から申告書類の作成、それの提出まで、税理士に依頼すればやってもらえますから、相続税がかかりそうだとわかったら、最寄りの専門の税理士まで相談するといいでしょう。